雪降る中 野迫川村のアマゴ養殖場見学!

1月14日に雪の降る寒い中、奈良県吉野郡野迫川村の奥地にあるアマゴ養殖場へ見学に行って来ました。こちらは関西最大級の大きさの養殖場です。

奈良県の職員、漁業組合、奈良調理師連合会の方々5人と妻を含め7人で車3台で五條で待ち合わせ行って来ました。

大塔温泉星の国に着いた頃には雪がパラパラと降っていてめちゃくちゃ寒い( ̄▼ ̄;)

トイレ休憩を済ませて先に進むこと数分・・・先に走ってた車が道を間違え、何と峠越え(^_^;) 妻と2人「これ絶対道間違ってるんちゃうんか~?」と話つつ現地を聞いて無かったのでそのまま着いて走ったら、やっぱり雪はどんどん降って積もってる(;゚Д゚)!

我家の車はRX-8ノーマルタイヤ・・・やはり途中で後輪が滑ってしまいちょっとやばいな~という状況!!でも何とか食事処に到着。

ここはどうも役場の食堂でもあるらしく次々と職員の方々が来られて、名刺交換会に・・・・(笑)

食事を済ませて車やばいからここに置いとく?と・・・そしたら町長さん達が役場に停めて行ったらええよと言ってくれたのでお言葉に甘えて停めさせて頂きました。

そこから数十分やっと着いた養殖場はやっぱり雪が積もってた。寒い~~~!!

大きな水槽には川からのミネラル豊富な綺麗な水がポンプで汲み上げられています。

アマゴは酸素が沢山必要で綺麗な水の流れを作ってやらないといけないそうです。

(水槽は確か17個あったと思ったんだけど調べたら28個だったみたいです(^_^;))

さらに大きさのよって分けて育てないと共食いをするそうです。

水槽の中には沢山の元気なアマゴが泳いでいて光に反射してピカピカと綺麗です。

養殖場の方に事務所でだるまストーブを囲み色々とお話を伺いました。

2011年の豪雨災害で大きな打撃を受けたそうです。事務所横を流れる谷川沿いの斜面が崩壊し、大量の土砂が下流の池2面を埋めて大変だったそうですが、今は復旧されて元気にアマゴが泳いでました。

お話を聞いた後に、稚魚を育てている飼育場も案内して頂きました。

稚魚の飼育場は一見漬物工場かのよう(笑)(*≧▽≦)ノシ))

その中のひとつを見せて頂きました。

まるでしらすの釜揚げのようなザルに沢山の卵を入れて、それを何段も積み重ねてロープで縛り、漬物石位の大きさの石を重しにして水の中に沈めてあります。

ひとつひとつのザルの中では沢山の孵化した稚魚がうじゃうじゃと泳いでいました。

その横の水槽にはまだ大きくなっていないアマゴ達が元気に泳いでます。



アマゴを水槽から取るには水を抜いて少なくしてから網ですくい上げます。

いつもアマゴを世話しているおばさんはこの寒い中素手で、手を真っ赤にして袖まくりして元気です!Σ(´∀`;)

すくいあげられたアマゴの元気なこと!元気良すぎて飛び出してしまったアマゴもいます。

沢山ある水槽の中でも、1番大きなアマゴの入っている水槽を撮ったんですが、光が反射して上手く撮れて無かった(^_^;)

2年もののでっかいアマゴをどんなんか料理してみたいと言ってたら養殖場の方が一匹すくってくれました。有難い!

養殖場の方が試食して下さいと沢山くれました。

めちゃくちゃ綺麗でつやつやしています。2年もののでかいこと!350ml缶ビールが小さく見えます(; ̄Д ̄)



早速帰宅して夕食に調理し試食させていただきました。

実は妻は吉野郡川上村で産まれたんですが、山生まれのわりに川魚が大嫌いで日頃絶対食べません。なので塩焼きが1番味がわかるので1匹塩焼きに、2匹は『香草焼きのタプナードソース 柚胡椒風味』にしました。

やはりシンプルに塩焼きが1番味がわかります。美味しい!

さて心配やった妻が恐る恐る一口食べて「美味しい!」と言ったのでホッとしました。

結局妻の分にと作ったのを全部ぺろっと平らげてました。聞いたら生臭いから嫌いやったけど全く気にならなかったと、さらには小骨も気にならなかったと言ってました。

川魚大嫌いな妻が全部食べたくらい、ミネラル豊富な野迫川の養殖アマゴは美味しいということですね(#^.^#)


こんなに良い魚が奈良県にあるのに、どうしても世間では川魚は臭い、塩焼きしか思いつかない、食べるとこが少ないと言って、よっぽど好きな人しか買いません。

色んな調理ができるのになと私達は思うけど、一般の方にももっと奈良県の誇る美味しいアマゴを知ってもらう為にも、私達料理人が美味しいアマゴを皆さんに提供するべきだなと思った一日でした。


また今度はもっとあったかくなってから行かせて頂こうと思います。

野迫川の養殖場の皆さん寒い中案内して頂き、試食用の魚まで頂き有難うございました。そして厳しい環境の中、美味しいアマゴを育てて下さって有難うございます。



夏にはアマゴつかみ取りや釣りなどのイベントも開催されているようです。

詳しくは野迫川役場に問い合わせて下さい。(役場HPをリンクしておきます。)

野迫川村公式Webサイト

わさび | しいたけ | あまご | 凍り豆腐 | ほうれん草 野迫川村は近畿地方でも数少ない生産地です。野迫川のわさびは、伯母子岳の渓流の清らかで豊かな水と美しい自然に包まれて育ちます。また、野迫川のわさびがおいしいもう1つの理由は、この地域で古来大切に守ってきた在来種の親株から種を自家採種していることです。野迫川の気候風土に合っている苗だからこそ、香りの高いおいしいわさびができるのです。 私たちが丹精込めて栽培した野迫川のワサビを是非一度味わってください。  お問い合せ野迫川村わさび振興協議会奈良県吉野郡野迫川村北股84 〒648-0305TEL:0747-37-2101(野迫川村役場 地域振興課)私たちのしいたけは、今では少なくなった伝統的な原木栽培です。 ナラやクヌギの若い木に菌を植え付け、風通しと水排けが良く適度に陽の光が入る林の中で菌糸を育てます。原木を何度も返し、温度・湿度の好ましい環境維持に気を配りながら、育てていきます。もちろん農薬は一切使用しません。 寒暖の差が大きい野迫川の気候と手間をかけて栽培した野迫川のしいたけは、見事な肉の厚みが自慢です。ぷりぷりとした食感と森の香が口いっぱいにひろがり、しいたけ本来の味を楽しんでいだけます。    お問い合せ川崎 昌助 (かわさき まさすけ)奈良県吉野郡野迫川村桧股104番地 〒648-0308TEL:0747-38-0050清流にだけ棲息するあまごは、その姿形の優雅さから川魚の女王と呼ばれています。淡白でさっぱりとした味は食通にも評判です。私たちは力を合わせて、そのあまごの養殖に努めています。 あまごの美しさと美味しさを最大限に生かし、独自の製法で作り出した甘露煮は自慢の一品です。無添加で安心のアマゴの甘露煮を是非お試しください。    お問い合せ大股(おおまた)漁業生産組合 中谷 收 奈良県吉野郡野迫川村北今西104番地 〒648-0307TEL:0747-38-0224野迫川村の高野豆腐伝承館で作られる全国的にも珍しい手づくり凍り豆腐です。江戸時代末期に高野山から伝えられた製法は、野迫川村の厳しい寒さが適しており、品質の良い高野豆腐が各方面に出荷されていました。その伝統の製法を後世に伝えるべく、手作りにこだわった逸品です。もちろん無添加です。凍

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